back number 2015-09(September)

山にはもう秋の花マツムシソウが…(15.08)

09/30 2020年東京五輪・パラリンピックのエンブレム問題の報告書が出されました。先だって発表された新国立競技場問題同様、お世辞にも「反省なくして…」なぞと、胸を張って言えるような中身じゃありません。
けさの東京新聞が、「問題の核心」をズバリと衝いています−。

「新国立の検証期間は一カ月半と短かったが、エンブレムではさらに短く、その半分以下。報告書では、どんな人から何を聞き取り、有識者からどんな意見が出たのかも明らかでない。
 新国立では、組織委の森喜朗会長がメンバーだった有識者会議への遠慮から、事業主体の日本スポーツ振興センターが適切な判断をできていなかった。エンブレムでは、組織委は選考を担う審査委員会に諮らずに原案を修正していた。
 どちらのケースも、重要なプロセスで役割を果たすべき組織が機能していなかった。」

結局のところ、両問題を通じて「マフィア的存在」とも言える人物には「聞き取り」すらせず、その手下の事務総長らの「シッポ切り」で煙に巻こうってな魂胆なのです。
それにしても五輪というのは、どうしてこうもダーティーなイメージばかりが付きまとうんでしょうね?

09/29 「ニホンザルの群れと聞くと、ボスザルを思い浮かべる。ボスが入れ替われば『政権交代』、ずっと居座れば『長期政権』…」

とくれば、気の早い読者は、てっきりアベ政権の話への導入じゃないかと早とちりしてしまうのですが、これがみごとに外されます。いやはや本当にサル社会の話だけに終始し、「肩透かし」を喰らった気分にさせられる、けさの「天声人語」でした。
つい先だってまでの政治的高揚は、こうしてだんだん人々の記憶から薄れていくんだろうな?なんて思いながら、そんなことを話題にしているリベルタ子なのでした。
でも、心配するするには及ばないのかもしれません。若者たちのあいだには、「デモこそ民主主義」と考える人々が大勢生まれているようですし、脆弱な野党のあいだにも「戦争法」を廃止させるための選挙協力の気運が生まれつつあります。
「さあ次は経済だ」と、空疎なキャッチフレーズを3本並べたところで、今度ばかりは、世間様を簡単に騙すことはできないのじゃないかと思います。

09/25 けさの朝日新聞にマララ・ユスフザイさんのインタビューが載っていました−。

「子供たちに銃を取らせたくないのであれば、本を与えなければなりません。」

本屋をやってるからってわけじゃないですが、けだし名言です。大いに共感を覚えました。

「もし世界の指導者たちが、軍に費やす総額のわずか8日分だけでも支出をやめようと言いさえすれば、その8日分の額だけで、世界中のあらゆる子供が12年間にわたり教育を受けるための1年分を確保できるのです。だから世界の政治指導者たちが軍と兵器、戦争への支出を止めれば事態は実際に大きく変わるはずなのですが、彼らにとっての優先事項として決めてしまっているのです」とも。

まるで日本国憲法の説くところじゃないですか。ゲームをめぐって弟とケンカしたりすることもある子どもの言葉とは、とても思えません。
どこかの浅はかな宰相には、「マララさんの爪の垢」を煎じてお呑みいただきたいものです。

09/24 問題だらけの「戦争法」が、暴力的に成立させられました。思慮の浅い宰相は、敬愛して止まないおじいちゃんの墓に法案成立を報告したそうです。
さっそく南スーダンで、「駆け付け警護」をするんだそう。そんな「政治の無法」に、送られる自衛隊員はたまったもんじゃありません。
「ヨトウムシ」諸君は、「通してしまえばこっちのもの」とでもお考えなのでしょう。でも、今度ばかりは「おじいちゃんのとき」とは、いささか様相を異にします−。

1)国会外での抗議行動が、自発的に立ち上がった市民・学生によって担われ、持続性が強いと思われる。
2)55年前には、最終局面で主要メディアが「7社共同宣言」を出して反対運動の収束を図ったが、今回は、反対姿勢を崩さず筋を通し続けるメディアが多い。
3)「沖縄」「原発」「消費税」「マイナンバー制度」「TPP」など、他のイシューでも「民意無視」という同根の問題が浮き彫りになり、「アベ政治」全体が問われてくる。
4)そして何よりも、この法が明白な憲法違反であり、憲法学者や司法関係者の多くもそのように考えており、従来では考えられなかった最高裁による「違憲判決」の可能性も排除できない。

09/18 審議を重ねれば重ねるほど法案の問題点が次々浮かび上がり、ついには説明不能に陥ってしまった政府・与党、最後は騙し討ちの強行採決で逃げ切ろうという魂胆は、いかにも姑息で浅ましい。
5・15の青年将校らが総理大臣官邸を襲い、「問答無用!」と犬養毅首相を刺殺したのと同じことじゃないですか? まるでクーデターです。
事前に周到に準備されたシナリオなのでしょう、鴻池委員長不信任動議が提出されるや、ヒットラーのようなチョビヒゲを生やした元自衛隊イラク派遣部隊長が委員長席に陣取り、そこでのもみ合いの中では「生粋の武闘派」の面目躍如。こんなものが「可決」だって言うんだから、やっぱりこの国の国会は「国権の最低機関」です!
もう、あんな連中に騙されちゃいけません。いますぐにでも法案賛成議員の「落選運動」に取り組もう!

09/17 きのう、夕刻からの業界団体会合を前に、「こんなときに、部屋の中で会議をしているなんて…」と考えていたら、同じ会合に出る同業者から、「早く会議を切り上げてもらって、国会へ行かない?」と、願ってもない電話の誘い。
21時になるというのに、冷雨降りしきる国会前には異様な熱気が漂っていました。びっしり居並ぶ装甲車両に視界を阻まれ狭い歩道に押し込められた人々が、雨に濡れながら叫び続けています−。

 「センソーホーアン、ゼッタイハンタイ!」
 「キョーコーサイケツ、ゼッタイハンタイ!」
 「ハイアン、ハイアン! ハイアン、ハイアン!…」

老若男女、あらゆる階層の人々が集っているようです。暗くてよく見えず、小さな坊やに躓きそうにもなりました。
それでも、聞く耳を持たない「ヨトウムシ」諸君は、きょうの委員会採決を狙っています。

「国会にいる政治家のみなさん、俺たちずっと見てますよ!」

「SEALDs」の奥田愛基さんの訴えだそうですが、そう、この国の民主主義が乱暴に壊されていく様子は、しっかり目に焼き付けておきたいものです。

09/16 違憲法案ゴリ押しのアリバイ作りに使われるだけの「参院中央公聴会」ですが、政権のその思惑に反し、何人かの公述人の発言はとても素晴らしく、清冽な水で心を洗われる思いがいたしました。
なかでも、政治家らに「知性と品性と理性」を尊重するよう呼びかけた元最高裁判事・浜田邦夫さん、同じく「一人ひとりの個人」として、自分の頭で考え行動するよう求めた「SEALDs(シールズ)」の奥田愛基さんの誠実な言葉を、汚れきった「ヨトウムシ」諸君はどう聞いたのでしょう?
けさの朝日新聞「天声人語」によると、浜田さんは、安倍政権による憲法解釈変更を、「法匪」(ほうひ=法を悪用する者)という言葉を引き合いに出して批判したそうです。
なるほど、圧倒的多数の国民の声に耳を傾けようともせず、ただ「粛々と」強行採決へと突っ走る「ホウヒらの最後っ屁」を許すわけにはまいりません。

09/15  きのうの参院特別委員会の「戦争法案」論議を聞いて、「この国は堕ちるところまで堕ちた」ことを痛感させられました。
相も変わらぬ「猫の目答弁」を繰り返す中谷防衛相は、「この人、ホントに法案の中身を理解しているのか?」と思えるくらい。首相は首相で、これまで集団的自衛権行使の唯一の具体的事例として挙げてきた「ホルムズ海峡の機雷除去」を事実上引っ込め、果ては答弁に窮して立ち往生したりで、見苦しい限り。
そんな体たらくだというのに、持ち前の「強シンゾー」で、「決めるべき時には決めなくてはならない」と強行採決を促したあげく、「時が経てば世論の理解は広がっていく」などと、あくまでも世論無視の姿勢を貫きました。

「怖いのは、みんないつの間にか、飛び交うインチキな言葉に慣れっこになり、状況に流されて、『しょうがない』と現実をどんどん肯定し始めることです。」

けさの朝日新聞オピニオン欄「耕論」での思想史研究者・片山杜秀さんの言葉です。「強シンゾー」氏は、これを狙っているのかもしれません。片山さんは、こう続けます−。

「そうなると少数意見は排除され、世の中は一色に染まっていく。…みんなが、それでいいと思うとき、民主主義は容易にファシズムに転化するのです。」

ああ、コワコワ…

09/14  おととい、鬼怒川堤防決壊現場に近い倉庫へ行ってきました。被災地へ向かう道路は、時ならぬ大渋滞。堤防決壊現場から離れたところでも、谷地の田んぼなどは一面湖のように水を湛えていました。
ともあれ、リベルタの本たちは無事でした。ホッ。だからと言って、「傍観者」へと逆戻りするわけにはまいりません。
空にはヘリの轟音が鳴り響き、道路では「災害派遣」の幕を張った自衛隊車両と頻繁に行き交います。こういう活動なら、多くの人々に歓迎され、自衛隊員もやりがいを感じることができるだろうに、何でいま「集団的自衛権」なんでしょうかね?
新聞休刊日のきょう、朝日新聞Web版に、最新の全国世論調査(電話)が出ていました。それによると、戦争法案に「賛成」は29%、「反対」は54%、国会での議論は「尽くされた」11%に対し、「尽くされていない」は75%にのぼったそう。
それでも「永田町の暴走族」らは、強行採決に突入しようと言うんでしょうか? 何としてもこれは阻止しなければなりません。
それには、昨夜のNHK討論番組で、極端に発言時間を制限された山本太郎参院議員が最後に口走っていたように、「NHKは、公共放送としての役割を果たしていただきたい。第三の目として、権力を監視する役割を放棄しないでいただきたい。」
彼らの暴走現場を、包み隠さず伝えていただきたい。

09/11  大雨続きの今週、久方ぶりに青空にお目にかかりました。
それにしても想像を絶する物凄い雨でした。「線状降水帯」だとか初めて耳にする用語でしたが、気象レーダーによる雨の分布図を見れば一目瞭然、素人にも即理解できます。
厚い雨雲の帯に長く居座られた北関東には、猛烈な豪雨が集中的にドサッと降りました。こんなのに襲われたら、ひとたまりもありません。
ビール片手にTVニュースを視ていると、あれっ、倉庫へ行くときによく通る付近一帯が、大洪水に見舞われているじゃないですか。それまでの「傍観者」は、とたんに文字どおり「渦中」(?)へと引きずり込まれてしまいました。
「傍観者と当事者」なんて、そんなものなのかもしれません。「傍観者」は、いつなんどき「当事者」に変身させられるかわかりません。だから、何にせよ他人事のような態度をとることは慎みたいものです。
あすは自主管理倉庫の在庫整理に行く日。私の本たちは果たして無事でいてくれるでしょうか? 近々の倉庫移転を控え、何だか気もそぞろになってしまいました。

09/10  消費税還付と引き換えに「マイナンバー制度」への参加を強いるアッソー発言は、まるでギャングの脅し文句のようでした。
それにしても、こんな手口を編み出す財務官僚というのはやっぱりアタマがいい、っていうか実にずる賢い。少なくとも「現世ご利益」に敏感な公明党幹部をして、「即ナットク」させる力は十分にあったよう。
だけど、ありとあらゆる個人情報が「ひも付け」というかたちで串刺しにされ、「お上」の手元で管理される。それは、私たち一人ひとりが、いわば「お上のひも付き」にされることにほかなりません。目先の利益に目が眩んで、こんなことにまで唯々諾々と従っていていいんでしょうかね?
そもそも「軽減税率」とは、消費税が持っている「逆累進性」を是正し、低所得者に配慮するというのが眼目。欧州などでは、さらに「公益性」や「文化性」にも配慮して、一定品目の税率を下げているわけです。
なのに、今回の財務省案はといえば、そんな動機はまるで希薄で、システム構築やら小型店向け端末提供やら、もっぱらIT企業のために巨額の税金をばらまくことを眼目としているかのようです。

「これを機にIT(情報技術)を使った新産業を育て、日本社会全体の活性化も進めたい。」

先日ここに引かせていただいた日経社説は、そのことを率直に語っています(Cf. 09/07)

09/09  相手候補の擁立を阻み「不戦勝」した「強シンゾー」氏、勝馬に乗ることに躍起のお友達らのおべんちゃらを浴びながら、早々と勝ちどきを上げていました。
そんな光景をニュースで視て、「"裸の王様"は長くは持たない」との感を深めました。
で、そんな中、自民・公明の「ヨトウムシ」諸君が、またしても怪しげな合意をしてくれました。1年半後の消費税10%への引き上げに合わせ、酒を除く飲食料品の2%分を購入後に消費者に戻す「還付制度」を導入するというのです。
しかも、これには「重大な落とし穴」があります。購入時にいちいち、問題だらけのあの「マイナンバーカード」を、店の読取り機に通さなければなりません。となると、税、年金、預金、メタボ検診結果 …等々に加え、食料品の購入内容まで「ひも付け」され、「お上」の前にすべて丸裸にされてしまうことになります。
そんな「息苦しい管理社会」に、あなたは我慢できますか?
そして、きのうの麻生太郎財務相の乱暴な物言いには、またまた驚かされました−。

「クレジットカードを持って歩くのと同じだ。個人番号カードを持って行きたくなければ持って行かないでいい。その代わり、その分の減税はないだけだ」と。

09/08  自民党総裁選は対立候補の擁立ができず、結局は「アベノ強シンゾー」氏の無投票当選になるようです。
この党の伝統的な特徴は「ナアナアのいい加減さ」、よくいえば「大らかなプルーラリズム」にありました。いまではそれはすっかり消え失せ、この党のもうひとつの特徴である「密室政治」への先祖返り(野田聖子氏)をした、ということなのでしょう。
「この道しかない」と考える人だけの集団なら、「自由」だの「民主」だのといった看板は、さっさと引き下ろさなければいけません。
それにしてもつくづく、権力とは恐ろしいものだと思います。どこでどう狂ったのか、あれほどの「反知性主義的な凡庸」が、いつの間にか強大な権力を掌中に収め、対立候補がたった20人の推薦人を集めることすら叶わない事態を招いてしまったのですから。
リベルタ子はつい、ヨシッフ・ヴィッサリオノヴィチ・ジュガシヴィリ氏が、いつの間にか絶大な権力を握ったことを思い出してしまいました。死の床のレーニンが「スターリンは粗暴だ」などと言って、共産党書記長の地位から降ろしたいと思ったときには、遅きに失したのでした。
もっとも「強シンゾー」氏の場合は、アドルフ伍長の事例を想起したほうがよろしいのかもしれませんが、いずれにせよ、何かのはずみで「凡庸」が権力を手にしてしまうと、抑えがきかなっくなってしまう、ということなのかもしれません。

09/07  「税と社会保障の共通番号(マイナンバー)の活用がいよいよ始まる。巨額の費用をかけて導入する仕組みだ。個人情報保護に配慮しつつ、十分に活用して行政の効率化や税負担の公平化などにつなげてほしい。これを機にIT(情報技術)を使った新産業を育て、日本社会全体の活性化も進めたい。」

これは、きのうの日本経済新聞社説の書きだしです。いかにも「財界広報紙」などと揶揄されたりする新聞の主張です。このあと、「あれもこれも…」の「バラ色物語」が続き、最後は「データ活用で新産業も」(!)で締められます。
かつての「ニューメディア狂騒曲」も、やっぱり同じ人々がしきりに音頭をとりました。そして目論見が頓挫した後、これといった反省もなく、誰もがすっかり口を拭ってしまったのは、川本裕司さんのニューメディア「誤算」の構造が明かしているとおり。
そんな日経に対して、慎重論を唱えるメディアもたくさんあります。たとえば信濃毎日新聞は、同日の社説「個人情報を国が握る不安/マイナンバー」で、拙速な使途拡大への疑問、データ流出や情報の国家統制への危惧などを取り上げ、情報流出や成り済ましに悩んだ英国やカナダが同様の制度を廃止・縮小したことにも言及し、こう呼びかけています−。

「使い道を広げていって本当に大丈夫か、通知カードが届いたらもう一度考え、議論しよう」と。

09/04  一昨年に成立した「マイナンバー法」の国民的な理解もおぼつかないというのに、きのうの衆院本会議では、早くも「改正マイナンバー法」と「改正個人情報保護法」がワンセットで成立しました。「お上の矢継ぎ早の攻勢」に、圧倒的多数の中小零細事業者は、ただおろおろするばかりでしょう。
さっそく来年1月からは、「税金」「社会保障」「災害」関連3分野での利用が始まります。リベルタ子は、メタボ健診の履歴など、他人様には知られたくないセンシティブ情報までもが、この番号で「ひも付け」されることに戦々恐々。
今回の改正で、2018年1月からは、預金口座にまでこれが適用されることになりました。当初は「任意」という話ですが、21年度からは、この部分の「ひも付け」義務化も、しっかり射程内に入っているのです。
「これができれば、あれもこれも…」と、遠い昔の「ニューメディア夢物語」を彷彿させるバラ色ストーリーも盛り沢山。その一方で、何だか、財布の中身から五臓六腑の中まで「お上」の監視カメラで覗かれているようで、気を抜けません。
で、今回の改正論議の最終盤に、度重なる個人情報流出で世間様の厳しい批判を一身に受けている年金機構には「しばらくこれを使わせない」との修正条項が付け加えられたのは、ほとんど「ブラックユーモア」と言うべきでしょう。
だって、おとといも書いたように「個人情報ダダ漏れ」の事態が強く懸念されるわけで、もしも不幸にしてそんなことにでもなったら、どうするのでしょう? たぶん、誰も責任をとらずに終わるんでしょうね。

09/03  新国立競技場建設計画が白紙撤回されたかと思ったら、今度は、「盗作疑惑」ですったもんだの末、大会を象徴するエンブレムまでもが白紙撤回されることに。
問題究明もおろそかに、アノ同じ面々が付け焼き刃的に事を進めれば、またまた過ちを重ねるのがオチというもの。
で、「2度目の白紙撤回」が発表された日、「神宮外苑と国立競技場を未来へ手わたす会」が、「2020東京オリンピックは既存スタジアムの改修で!」との緊急提言をしました−。

「2020年オリンピックのために、神宮外苑に新たな巨大スタジア ムは必要ない…IОC のアジェンダにの っとり、既存スタジアムを改修して使う事こそが国民を幸せにする、最も合理的な判断で あろう。…神宮外苑の競技場跡は1964年オリンピック記念公園として、1943年の出陣学徒壮行会や1964年オリンピックレガシーを引き継いでいく。日本学術会議の提言を参考に 緑化を図り、渋谷川を復活し、市民の安らぎと思索の場、ピクニック、ジョギング、自転 車練習など今まで使われてきた用途をいかして再生していただきたい。」

そう、ケチがつき始めたら、やめるのが一番!

09/02  昨夜、出版協主催の中小零細出版社のための「マイナンバー初期対応」セミナーで、白鴎大学教授・石村耕治さんのお話を伺いました。
来年1月スタートの「マイナンバー制度」に先がけ、この10月に、赤ん坊から老人まで私ら全員に、「お上」から漏れなく「背番号」が配られます。それを前にあたふたする中小零細出版人に、その実務についてレクチャーしていただこうという試みです。
「背番号」には、12桁の「個人番号」のほか、各種法人、自営業者、個人事業者などに割り振られる13桁の「法人番号」があります。しかも、それら民間事業体が従業員、その家族、そして出版社では著者などの「個人番号」を管理せよ、という「お上にとってはまことに虫のいい話」。
しかも、「ああせい、こうせい」と、頭の痛くなるほど細々とした余計な実務の押し付けには、おそらくほとんどの中小零細事業者が対応しきれないでしょう。
となれば、考えられるのは、「個人情報ダダ漏れ」という最悪事態。「特殊詐欺グループ」の面々は、こぞって「預金者なりすまし業」に転進を図るのではないでしょうか?
なのに何でいま、こんなことが? 答えは、「IT利権」あたりにありそうです。「いまが商機」と見た「ITハイエナ」たちは、市場規模2〜3兆円といわれる「マイナンバー対応ソフト」の売り込みに躍起となっています。
「大山鳴動鼠一匹」どうみても、こりゃ失敗に終わる!−。セミナーの帰途、リベルタ子が抱いた確信でした。

09/01  憲法違反の「戦争法案」は、経済的な側面からも見ておく必要があります。
安倍政権は、「安保法制の整備が防衛費には影響を与えない」などと、しきりに「煙幕」を張っていますが、きのう公表された防衛省の来年度予算概算要求総額5兆911億円也を見ると、ひょっとしてこれも、すっかりおなじみになった「口からでまかせ」のひとつなのかも?と思います。
というのは、そこには巧妙なカラクリが埋め込まれているからです。けさの東京新聞が、これをわかりやすく説き明かしています−。

この概算要求額5兆なにがしは、表面上は確かに前年度比0.7%増ということになります。しかし、垂直離着陸輸送機オスプレイ12機(1321億円)、対潜哨戒ヘリSH60K17機(1032億円)F35A戦闘機6機(1035億円)と、もっぱら米国から「お高ーい買い物」をさせられるとなると、いくら「異次元緩和」のニッポン国でも、おいそれとキャッシュで払うわけにもまいりません。
そこで、支払いを先送りする「後年度負担」、ぶっちゃけていえば最長10年の長期ローンに頼ることになるのは、世のサラリーマン諸君と同じ。
今回の要求に盛り込まれた「武器ローン」の返済は17年度から始まるそうですが、それだけで総額2兆3167億円。それに、これまでのローン残債2兆3167億円が加わって4兆8815億円、何と今回の概算要求総額に匹敵するほどの「異次元の巨額債務」を抱えることになるわけです。
怪しげな「戦争法案」を通してしまい、自衛隊が米軍にノコノコ付いていくことにでもなれば、この先「防衛予算」は青天井になるに違いありません。
軍事費負担の大きな国がどんな行く末を迎えるかは、旧ソ連や北朝鮮を引き合いに出すべくもなく、「大日本帝国」の足跡を辿れば、よーくお分かりいただけるのじゃないですか?